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あなたは「病院」と聞くと、どんなイメージが浮かびますか?
 
病院は私たちの健康を守り、命を救う大切な場所。
しかし同時に、「なんだか怖い」という印象を持つ人も少なくないでしょう。
 
白く冷たい壁、消毒薬の匂い、そして時に聞こえる患者の苦しむ声……。
これらは私たちの想像力を掻き立て、様々な怖い話を生み出してきました。
 
本コラムでは、現実の出来事や都市伝説に基づいた、病院にまつわる怖い話をいくつか紹介します。
 
まだまだ残暑が厳しい季節、少しだけ涼しい風があなたのもとに運ばれてくるかもしれません……。
 

目次

深夜の点滴交換

病院のベッド

 
新人看護師のAは、夜勤中に93号室の点滴を交換するよう指示を受けた。
 
しかし93号室に向かう途中、先輩看護師に会った。
「93号室? あそこは工事中で使ってないわよ」と言われ、Aは混乱した。
 
念のため確認に行くと、93号室のドアは開いており、点滴を付けた患者が横たわっていた。
 
Aが点滴を交換し終えたとき、患者がゆっくりと目を開け、かすれた声で言った。
ありがとう。やっと私の番が来たのね」。
Aが振り返ると、そこには誰もいなかった。
 
翌朝、Aは夜の出来事を上司に報告した。
しかし、93号室の工事は3ヶ月前に終わっており、昨夜はそこに患者がいなかったとのこと。
 
病院の記録を調べると、20年前にその部屋で亡くなった患者の名前が見つかった。
その患者は、看護師の来るのを待ちわびながら、点滴が切れたまま息を引き取ったという。
 
それ以来、深夜にその部屋から点滴の音が聞こえるという噂が絶えなかったのだ。

真夜中の病院で、誰もいないはずの部屋に患者が……。しかも20年前に亡くなった患者とは。

この看護師Aは、違和感を覚えながらも点滴の交換を待つ患者を無視できなかったのではないでしょうか。

もしかしたら、今夜もどこかの病室で、点滴を待つ幽霊患者がいるかもしれません。

 

地下霊安室からの呼び声

霊安室のイメージ

 
大学病院の研修医Tは、真夜中に霊安室に降りる用事があった。
エレベーターに乗り込み、地下へのボタンを押す。すると突然、「私も行くわ」と後ろから老婆の声が。
 
Tが振り返ると、そこには点滴スタンドを引いた老婆が一緒に乗り込んでいた。
「奥さん、こちらは……」と言いかけた時、エレベーターが地下に到着。
 
扉が開くと、そこには警備員が立っていた。
「どうしました?」と尋ねられ、Tが説明しようとして後ろを振り返ると、老婆の姿はなく、ただ冷たい風だけが吹き抜けていった。
 
警備員は研修医Tの顔色の悪さを心配し、一緒に霊安室まで付き添うことにした。
霊安室に着くと、Tは凍りついた。昨日亡くなったばかりの患者の遺体が、あの老婆にそっくりだったのだ。
 
患者カルテには「深夜のトイレ移動中に急変、蘇生処置むなしく死亡」と記されていた。
その時間は、Tがエレベーターで老婆を見かけた時間とぴったり一致していた。
 
それ以来、Tは夜間の霊安室行きを極力避けるようになった。
 

深夜のエレベーター、そこに乗り込んでくる見知らぬ老婆。亡くなったその患者は、自分が死んだことに気づかずに病室に戻ろうとしたのかもしれません……。

次に病院のエレベーターに乗るとき、背後に誰か立っていないか、ちょっと不安になるようなエピソードです。

消えない手術痕

顔に包帯を巻いた女性

 
美容整形を受けた直後の女性患者は、顔の腫れが引くのを待っていた。
 
包帯を外す日、鏡を見てゾッとした。「これって……?」
顔には縫合痕が残っていたのだ。
 
医師に相談すると、「そんなはずはない。最新技術で痕が残らないよう処置しています」と言われた。
しかし鏡を見るたびに、その痕は消えるどころかむしろ目立つようになっていく。
 
ある日、女性患者は古い雑誌を見ていて衝撃を受けた。
そこには20年前に失踪した女優の写真があり、その顔に刻まれた傷跡が、自分の顔の傷跡と完全に一致していたのだ。
 
不安に駆られた女性患者は、担当医に真相を問いただすことにした。
しかし、病院を訪れると、担当医は突然の転勤で不在だという。
 
代わりに出てきた医師は、女性患者の顔を見るなり青ざめた。「あの手術を……まさか」と呟いたのだ。
 
後日、女性患者手紙を受け取った。
そこには「20年前、ある女優の美容整形に失敗した医師が、その過ちを隠すため違法な手段に手を染めた」と書かれていた。
 
女性患者は恐ろしい事実に震えながら、鏡に映る顔を見つめるのだった。
 

鏡を見るたびに大きくなる傷跡。そして、それが20年前に失踪した女優の傷跡と一致するなんて……。

美容整形を受けたあなたの顔に、別人の傷跡が現れたらどうしますか?

もしかしたら、その傷跡には、誰にも言えない恐ろしい秘密が隠されているのかもしれません。

まとめ~病院の本来の姿を忘れないで

怖い話を耳にすると、病院そのものが恐ろしいものに感じられてしまいますが、病院本来の姿を忘れてはいけませんよね。
 
病院は最新の医療技術と献身的なスタッフによって、日々多くの命を救い、人々の健康を支えている場所です。
 
確かに、未知の体験や不安は恐怖を生みます。
しかし、適切な情報を得ること、医療スタッフとコミュニケーションを取ることで、その不安は和らげることができます。
 
病院を怖がるのではなく、自分の健康を守るパートナーとして信頼し、必要な時には躊躇せず訪れることが大切です。
 
もし今、自分の健康で気になっていることがあるなら、先送りせずにぜひ専門家に相談してくださいね。
 
また、健康運を占いでチェックするのもおススメです!
体や心の健康をサポートする方法も、占いで知ることができますよ。

#病院 怖い話

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